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3ヵ年活動報告フォーラムの開催

第2分科会

「キャリア形成支援における大学連携の可能性」

主催/キャリア形成支援委員会
ファシリテータ/桜井 大二郎 委員長(大阪府立大学 キャリアサポート室長)
パネラー/井峯 武 氏(桃山学院大学 キャリアセンター事務課長)
パネラー/安田 正純 氏(大阪大谷大学 就職指導室長)
パネラー/川内野 武 氏(帝塚山学院大学 キャリアセンター課長)
パネラー/竹内 勉 氏(羽衣国際大学 キャリアセンター長)
パネラー/平井 拓己 氏(プール学院大学 キャリアサポートセンター長)
パネラー/佐藤 昇太郎 氏(C-Campus事務局キャリア支援専門職)
パネラー/難波 祐美 氏(C-Campus事務局)

就職状況が厳しい昨今、各大学ではキャリア形成支援に力を入れています。大学が差別化を図る中、うまく連携できるのか。難題に挑もうと、全国初の試みとしてスタートしたキャリア形成支援の大学連携。どのように取り組んできたのか。どのような成果があったのか。今後はどう発展させるのか。キャリア形成支援委員会のメンバーから、活動の経緯・実績や、課題、展望が紹介されました。

競合する大学同士が協力できるのか?

佐藤 昇太郎 氏
佐藤 昇太郎 氏

全国で前例がなかったというキャリア形成支援の大学連携。「連携のメリットはあるのか」「競合大学に手の内を明かすことになる」など否定的な意見も出る、厳しい船出だったそうです。前委員長である佐藤氏は「まず“飲みニケーション”で互いを知ることから始めました」。その中で連携のメリットや意義を議論し、「大学連携キャリア教育センターC-Campusの設立・活用」「各大学のニーズに基づく実験的な試み」「キャリア形成支援リソースの共有化」「大学間の人的ネットワークの構築」を通して、実践力のある人材の育成やキャリア形成支援の質向上を図るという目標を設定しました。

C-Campusは、南大阪6大学が連携して設立した学生のためのスペース。「大学と社会をつなぎ、未来に踏み出す学生をサポートしています」(佐藤氏)。6大学連携のキャリア形成支援・就職支援の拠点、キャリア情報収集の場、各大学のサテライトオフィス、学生同士の交流の場、各種セミナー・イベントの会場として、本連携事業の核となる施設であることが示されました。「周知徹底や学生の口コミで徐々に利用者が増えました。特に3~4月は就職活動の拠点として多くの学生が活用しています」(佐藤氏)。

実践的かつ実験的なプログラムを実施

「リンカーンプロジェクト」の発表
「リンカーンプロジェクト」の発表

続いて井峯氏が「これまで手が回らなかった2年生を対象に、3つの講座と1つの学生プロジェクトを実施しました」と活動内容を紹介しました。

「世の中いろいろ仕事塾」は、講師が体験に基づいて仕事を語る講座。「通常のセミナーでは知り得ない、リアルな仕事に触れることができます」と井峯氏。「内容はバラエティに富んでいます」と連携のメリットを述べました。「先輩に学ぶ生き方塾」は、社会で活躍する先輩の話や文章から人生を考える講座。他大学の学生とのグループワークで自分自身に気づき、将来に向けた意思決定を体験する。井峯氏は「今後、周知が進めば、基礎的講座になるでしょう」と、学生のニーズがあることを報告しました。さらに「コミュニケーション就活塾」について、講師とのフリートークやスピーチなどを通して「学生は楽しみながら就職活動のスキルを高めています」と紹介しました。

「リンカーンプロジェクト」は、学生が中小企業に取材し、求人雑誌の作成や合同説明会の開催を通して、企業の魅力を伝える取り組み。活動報告は学生によって行われ、活動を通した自身の成長について生き生きと語る姿が、まさにプロジェクトの成果を表していました。

「人材インキュベータ」への飛躍をめざす

難波 祐美 氏
難波 祐美 氏

C-Campusでは、講座やプロジェクトについて、全体概要や指導要領、台本などを盛り込んだライブラリーを作成。また「学生がプログラムを通して、いかに社会人基礎力が身に付いたかを確認できる『キャリア教育効果測定システム』も構築しています」(難波氏)。
このほか、eラーニング講座などの「卒業生利用サービス」を実施していることが報告されました。

平井 拓己 氏
平井 拓己 氏

活動の成果としては、一大学では実現できない実験的な試み、リソースの共有化・業務の効率化、人的ネットワークの構築が挙げられました。平井氏は「C-Campusの立地の良さもあって、多くの企業から協力が得られ、イベントが自然発生しました」と、「企業の現場を見ること」「集まる場所があること」の重要性を強調しました。さらに「学生を集めるためのコンテンツを強化し、他大学の学生との交流を促す仕掛けが必要」と課題について言及。そして「成長の場を提供する『人材インキュベータ』として飛躍していきたい」と平井氏。

桜井 大二郎 委員長
桜井 大二郎 委員長

桜井委員長は、活動の継承と利用の拡大に向けて、講座・イベントの充実および学生への活用促進、利用層の多様化が必要だと述べ、「今後も企業や自治体などに活動の場を広げ、地域人材を輩出したい」と抱負を語りました。

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