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連携6大学

大阪府立大学

次代の社会をリードし、世界を舞台に活躍できる人材を育成

7学部7研究科の英知を集め、地域社会、産業界、そして世界をリードする「知」の拠点をめざす

大阪府立大学の人材育成イメージ

最先端の研究活動を通して研究者や高度専門職業人を養成

大阪府立大学は開学以来、常に時代を先導する教育・研究拠点をめざしながら発展してきた。その高い志と進取の気風、および実学の伝統は、今に継承されている。現在7学部を持つ同大学は、全学部に大学院を設ける「高度研究型大学」だ。理系から文系、医療・福祉系に至る幅広い学問領域を備えており、研究者・技術者や高度専門職業人、医療専門職者など、さまざまな人材育成のニーズに応える学部構成となっている。

幅広い教養と深い専門性を養い、国際社会に貢献できる人材を育成するため、教育の質向上を図るとともに、IT・ナノ・バイオ・環境など、多様な分野の先端研究を進めている。

同大学は、特許公開件数(2007年)が130件、化学論文抄録誌(2006年)が教員1人当たり0.65で全国の大学の中でも上位にランキングされている。さらに、学術文献情報を扱うトムソンサイエンティフィック社が発表した「日本の論文の引用動向1995-2005 日本の研究機関ランキング」では、同大学の「材料科学分野」における論文被引用率が全国10位、世界73位という高水準を維持した。論文が引用される機会が多いということは、研究成果が高い評価を受けているという証である。材料科学のほかにも、工学、コンピュータサイエンス、人文社会学などの分野でも、論文被引用率は高く、将来、研究者や技術者をめざす学生にとっては魅力ある大学といえるだろう。

充実した教員スタッフによる少人数教育

教養教育・基礎教育を全学的に担う「総合教育研究機構」も、同大学の特色の一つ。ここでは、自習用ソフトを搭載したCALLシステム教室の授業時間外開放や、ポッド・キャストを活用した語学教員による音声教材の配信、数学・化学におけるWeb教材の活用、数学専門の質問受付室の設置など、学生の自主的な学習を支援している。また、基礎学力を身に付けたい学生や単位修得が順調に進んでいない学生に対して、学生アドバイザーやゼミナール担当教員が個別面接などを実施。充実した教員スタッフによる少人数教育の下、濃密な双方向教育が展開されている。こうした初年次教育を通して、学生は確かな基礎力を養い、2年次以降の各専門領域における高度な学びへとつなげていく。

同大学は、社会や学生の多様なニーズに対応するため、他学部等の授業科目の履修、他大学との単位互換制度に基づく科目履修、インターンシップも行っている。さらに、高度な専門性と複眼的な視野を身に付ける「堺・南大阪地域学」に関する副専攻を導入。これは、2005年度の文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」に選定された「地域学による地域活性化と高度人材養成」事業の一環として行われている。フィールドワークやインターンシップなどの実践活動を通して、地域活性化に寄与する人材を育成するものである。南大阪地域大学コンソーシアムや自治体、企業、地域住民と連携したこの取り組みは、今回の南大阪地域6大学の連携事業にも活用されている。

全学を挙げて、こうした取り組みを推進することによって、次代をリードする世界水準で活躍できる人材の育成をめざしている。

大阪府立大学 学長メッセージ

高度研究型大学 ~世界に翔く地域の信頼拠点をめざして~

本学は、2005年度に府立の3大学を統合するとともに法人化し、以後、7学部7研究科を有する総合大学として、地域・社会を牽引する人材を送り出してきました。

社会のリーダーとなる有為な人材の育成は、教育・研究の両輪によって実現されます。「実学」と「リベラルアーツ」の伝統を受け継いできた本学は、組織的な教育体制の整備とともに、学生に対する手厚い指導に基づく教育力および教員個々の研究力を一層深めることにより、このような人材の育成をめざしています。

また、地域貢献に積極的に取り組む公立大学として、単なる生涯教育にとどまらず、例えば資格の取れる講座の実施など、地域における生涯教育の拠点を形成したいと考えています。

今回の南大阪地域6大学連携事業は、こうした本学のめざす方向性に沿ったものであり、成果が発揮できるよう、本学としても、より積極的に推進すべく体制整備に努めていきます。

今後、各大学が多様性を発揮し、共に連携・協力し合い、事業を推進する中で、融合を図り、新たな力強い大学間のネットワークが生まれることを期待しています。

写真:大阪府立大学 理事長・学長 奥野 武俊氏

大阪府立大学
〒599‐8531 大阪府堺市中区学園町1-1
総合教育研究機構室
TEL. 072‐252‐1161(代)
【ホームページ】http://www.osakafu-u.ac.jp/

●工学部/機械工学科、航空宇宙工学科、海洋システム工学科、数理工学科、
電子物理工学科、電気情報システム工学科、知能情報工学科、応用化学科、化学工学科、マテリアル工学科
●生命環境科学部/生命機能化学科、生物情報科学科、植物バイオサイエンス学科、緑地環境科学科、獣医学科
●理学部/情報数理科学科、物理科学科、分子科学科、生物科学科 
●経済学部/経済学科、経営学科
●人間社会学部/言語文化学科、人間科学科、社会福祉学科 ●看護学部/看護学科
●総合リハビリテーション学部/総合リハビリテーション学科
■大学院
●工学研究科/機械系専攻、航空宇宙海洋系専攻、電子・数物系専攻、電気・情報系専攻、物質・化学系専攻
●生命環境科学研究科/応用生命科学専攻、緑地環境科学専攻、獣医学専攻
●理学系研究科/情報数理科学専攻、物理科学専攻、分子科学専攻、生物科学専攻
●経済学研究科/経済学専攻、経営学専攻
●人間社会学研究科/言語文化学専攻、人間科学専攻、社会福祉学専攻
●看護学研究科/看護学専攻
●総合リハビリテーション学研究科/総合リハビリテーション学専攻

※このページの内容は2009年4月時点のものです