- 2011年2月24日
- 第10回委員会
- 2011年2月 3日
- 第9回委員会
- 2011年1月20日
- 第4回SD合同セミナー「大学合同SD改善提案審査会」
大学共通SDプログラムを開発し、プロジェクトを支える職員を育成
大学事務職員の能力開発(Staff Development)は、大学経営の大きな柱です。本プロジェクトでも、大学事務職員の力は、キャリア教育・FD、キャリア形成支援、生涯学習を支える重要な要となっています。そこで、連携6大学それぞれが抱える問題を共有化し、共通のSDプログラムを開発。大学事務職員の資質向上をめざします。
連携することのメリットとしては、(1)課題を共有できる、(2)講師を招聘した共同セミナーの開催、(3)南大阪地域の課題と、大学個有の課題とを区分することで、それぞれの課題に適した解決法を模索できるなど、具体的活動の効率化・合理化、が挙げられます。また、そうした学習プログラムは、DVD教材として整備し、将来的には、連携6大学の職員がいつでもどこでも学べるeラーニング教材を開発することが検討されています。
共通SDプログラムの開発
大学事務職員の資質向上をめざし、関連職員の研修を実施。また、多忙な時期は、DVD教材によって自主学習できる「分散協調学習」が検討されています。
各大学で課題を抽出し、課題ごとに研修グループを立ち上げ、グループリーダーによる報告会が実施される予定。また、DVD教材は将来的にはメディア変換し、eラーニングに備えられます。3年間で、問題点の共有、大学の特徴付けを南大阪地域全体として認識できるよう、意識改革が進められます。
大阪大谷大学 教育福祉学部教授
大倉 孝昭氏
今回の大学連携事業では、スタッフの果たす役割が格段に大きく、大学の枠を超えて、サービスの質と量を高いレベルでそろえることが求められます。そこで、本委員会では、2008年12月17日に難波のホールにおいて、SDの専門家を招聘して第1回の合同集合研修会を開催しました。参加者は97名に達し、事後アンケートからもSDの必要性が理解され始めたことがよくわかりました。これを契機として、複数大学の職員で2・3名のチームを構成。ほかの組織を調査・勉強して、それを共有することを今年の目標としています。A4レポート用紙1枚で報告するのではなく、ほかのメンバーにわかりやすく伝えることを意識した30分の取材番組としてアーカイブ化するといった、リッチな情報共有をめざします。