- 2010年11月20日
- 平成22年度 PP講座Ⅱ(思考)「キャリアと実践」 受講生募集中
チラシを見る (3.1 MB) - 2010年4月 5日
- 第3回FD研修
- 2009年12月19日
- PP講座Ⅱ(キャリアと実践)
- 2011年2月 8日
- 第10回委員会
- 2010年11月 1日
- 第9回委員会
- 2010年7月 9日
- 第8回委員会
知識の修得と、人間基礎力の育成をめざします
FD(Faculty Development)とは、大学の授業改善のための組織的な取り組みを指します。しかし、本プロジェクトでは、学生が自主的に学ぶようになる環境づくりこそが、本当の授業改善であると考えています。学生の意欲、関心を高めることは学力向上につながり、同時に社会で通用する基礎体力となります。キャリア教育がFDにつながるのです。
社会で通用するには、単に知識の獲得だけでなく、「人間基礎力」が求められます。本プロジェクトでは、人間基礎力を育成するために、学生が徹底的に考え、伝え、行動につなげる能力、「思考リテラシー」を磨くプログラム、PP講座を各大学に開設。さらに、ゼミや卒業論文など、4年間の教育課程の中で思考リテラシーを磨く流れを形成し、学生のレベルアップを図ります。また、連携6大学では本プログラムの実施にあたって、合同の教員研修や、相互の授業公開など、共同でFDにも取り組みます。
PP(Power up Practice)講座
PP講座は、社会的関心や課題発見・解決力などの人間基礎力を育成するためのキャリア教育科目。PP講座I(キャリア教育編)、II(ディベート編)、III(混合ゼミ編)の3つで構成されます。PP講座Iでは企画書作りを通して思考リテラシーを、IIではディベートを通して論理的思考力を養います。さらに、I、IIで磨いた力を、連携6大学の学生が混合でゼミを行うPP講座IIIによって、「学び力」へとパワーアップさせることが検討されています。また、学生が能力向上をウェブで確認できる「効果測定システム」を開発。その結果をデータベース化し、教育プログラムの検証・改善に生かすシステムも開発しています。
桃山学院大学 経済学部 准教授
井田 憲計氏
地域の複数の大学から教員が集まって、キャリア教育という一つの目標に向かって共同FDに取り組んでいます。
このような例は、これまでにない画期的なことでしょう。担当者の意気込みが伝わってくる手作り感にあふれた共同テキストも編んでいきます。
PP講座Iでは、関西国際空港、まちづくり、地域の企業など、南大阪ならではのテーマも題材に取り上げ、グループで課題解決に取り組みます。
6大学それぞれが比較優位を生かしつつ、可能な部分から取り組みを進めていくことで、さらなる連携の深化へとつながります。大きな可能性を秘めた取り組みの成果にご期待ください。